妊娠中は体がいろいろと変化します。
つわりであったり、メンタル面であったり…
そのひとつに、「むくみやすい」という事があります。
足や腕がぷくっと腫れたようになり、指で押すと跡が付いてなかなか戻りません。
痛みはありませんが、見た目もよくないですし、少しでも解消出来たらいいですよね。
妊娠中に起こるむくみ(浮腫)の原因とその対処法を知って、少しでもいい妊娠ライフを送りましょう。
妊娠中は何故むくむのか。原因は?
妊娠中はそもそも、赤ちゃんとお母さん二人分の血液や水分を体の中にかかえているため、どうしてもむくみやすい状態になってしまいます。
また、妊娠後期になると赤ちゃんが大きくなり、血管を圧迫してしまうので、血液の巡りがうまくいかなくなってむくみやすくなります。
その他にも、つわりやお腹の張りであまり動くことが出来ずに運動不足になったり、ずっと同じ姿勢をとっていたり、冷えたりすると血液の循環が悪くなり、むくんでしまいます。
また、食事の中で塩分をとりすぎたり、体重増加しているのにも関わらずサイズの合っていない服を着たら、血管が圧迫されてしまいます。
血液の循環がよくなればむくみは解消されるので、思い当たることがあったら改善していきましょう。
<むくみの原因>
・運動不足
・冷え
・同じ姿勢でいる
・塩分過多
・衣服の締め付け
・疲れなど
妊娠中のむくみの対処法
むくみには、いくつかの対処法があります。
お腹が大きかったり、張りやすかったり、つわりが治まってない時でも出来るものがありますので、自分に出来る無理のない範囲で行ってみて下さい。
1、身体を温める
身体から冷えを取り除き、血行をよくします。
半身浴や足湯、上着を羽織る、温かい飲み物を飲むなど、身体を温めてあげて下さい。
2、足をマッサージする。
足のリンパをマッサージします。
やり方は、まず足首に手をかけ、膝の裏に向かってふくらはぎをさするようにして、10~15回くらいマッサージします。
お腹が大きくて自分でするのが困難な場合は、パートナーの方や家族の方にやってもらいましょう。
3、カリウムを摂取する。
カリウムは、余計な塩分を身体の外に排出してくれる役目を持っています。
現代の食事では、うっかり塩分を多めにとってしまう事も少なくない為、カリウムの多く含まれている食品を積極的に食べましょう。
バナナ、スイカ、りんご、わかめ、こんぶ、納豆、きゅうり、トマト、ホウレンソウ、アボカドなどに多く含まれていますので、毎日の食事に取り入れましょう。
4、ウォーキングする。
身体を動かすことで、血液の流れがよくなり、むくみ解消にもつながります。
また、臨月近くになると、医者からもよく歩くように言われます。
お腹の大きい妊婦は激しい運動は出来ませんので、ウォーキングをして足腰を鍛え、血液の循環をよくし、むくみを解消していい出産に臨みましょう。
5、着圧ソックスを履く
ドラッグストアなどで購入できる、履くだけでむくみが解消されるソックスです。
マタニティ用のものもありますので、自分に合ったサイズのものを探してみて下さい。
ただし、使用法はよく読んでしっかり守って使ってください。
ずっと履きっぱなしにせず、きちんと時間を守って脱ぎましょう。
また、大きいお腹のせいでうまく履けない場合は、無理して自分で履こうとせず、誰かに履かせてもらったりしてください。
なかなかむくみが治らなくても
妊娠中はどうしても、むくみやすくなってしまうものです。
どう対処してもなかなか治らず、検診で医者に指摘されてしまい落ち込むこともあるかもしれません。
でも、妊娠中のむくみは出産すれば徐々に治っていくものなので、あまり焦らずに出来る事をやっていきましょう。
むくみと着圧ソックス体験談
筆者は、一人目の時は大丈夫だったのですが、二人目妊娠の時に足がむくみました。
むくみ自体が生まれて初めてだったため、ものすごく驚きました。
足首がなくなってぱんぱんに太くなり、指で押しても戻らずに跡が残り、ただただ焦りました。
きゅうりとスイカを食べまくり、ドラッグストアで着圧ソックスを購入して履き、急いでむくみを解消させました。
幸い、2~3日でパンパンに見えるほどのむくみは解消しました。
妊婦検診で必ずむくみの検査がありますから、母子手帳に書かれたくなかったんです。
でもやはり少しむくんでいたみたいで、母子手帳には「むくみ有」と書かれてしまいました。
出産してからはむくみの事なんてすっかり忘れてしまっていましたが、やはりあのパンパンに腫れた足は見るに耐えないものなので、もしまたなったらしっかり解消させたいですね。