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幼稚園だと、3歳で入園して初めて親元から離れて活動するという子も少なくないと思います。
知らない場所に毎日通い、知らない先生や知らないお友達と毎日過ごす事に不安を抱く子もたくさんいます。
そこで必要になってくるのが、慣らし保育です。
慣らし保育とは
初めて子供が親元から離れ、子供たちだけで集団生活をすることに慣れるための期間です。
そして、母子分離の練習です。
いつも一緒にいた親がいない状況は子供にとっては不安でいっぱいの為、いきなり一日保育をせずに、9:00~11:00(11:30)の午前中だけ保育します。
ゆっくりを時間をかけて、新しい場所と新しい先生、新しいお友達に慣れていきます。
慣らし保育期間中は、園内の確認やトイレの使い方など、幼稚園生活について習ったり、お友達と遊んだりして過ごします。
自主的に慣らし保育すべき?
「今まで子供と離れたことがなく、一人でちゃんとやれるか不安」
「入園前にどこかに預けて、母子分離の練習をすべき?」
こう思っている親御さんも少なくないと思います。
しかし、あえて入園前に慣らし保育をする必要はありません。
子供は環境に慣れるものなので、別の場所で慣らし保育をしようと思っても、あまり意味がないからです。
また、幼稚園でも入園後に慣らし保育を行っているところがほとんどなので、やらなくでも大丈夫です。
「離れると泣いちゃうかも」と思っていても大丈夫、入園したての年少さんはほとんどの子が泣きます。
親がいない、という事も理由のひとつですが、初めての場所で不安というのも大きいです。
場所や先生に慣れてくると、親がいなくても普通に過ごせるようになります。
期間はどれくらい?
慣らし保育の期間は、園によってバラバラです。
・一週間
・二週間
・10日くらい
・一ヶ月
・ゴールデンウイークまで
・一学期まるまる
などなど、子供によってではなく、園によって違います。
入園前に慣らし保育を終わらせてしまい、入園後はいきなり一日保育を開始するところもあるようです。
もし子供を幼稚園に預けて仕事をしようとしている方は、事前に慣らし保育の期間を確認しておきましょう。
まとめ
生まれてから3年ずっと、親と一緒にいた子供にとって、慣らし保育は重要です。
親にとっても、初めての母子分離で不安になることも多いかと思います。
しかし、集団生活に慣れるためにも、急がずゆっくり、園を信じて送り出してあげて下さい。
もし幼稚園に行くのを嫌がったり、泣いてしまったりしても、年少さんならそれが普通です。
「お母さんもがんばるから、●●も頑張っていってらっしゃい」と、笑顔で送り出してあげましょう。